コラム– category –
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観光映像とはなんぞや。
現在、日本国際観光映像祭の準備に追われている。今年の開催地は岡山県真庭市。決してアクセスしやすい場所ではない。それにもかかわらず、世界各国から「どうやって行けばいいのか?」という問い合わせがひっきりなしに届いている。開催期間は3月17日から... -
ゴールデン街、東京という存在、地方からの出版。
福井にいた10年以上前の話です。その頃は東京への出張があると、よく新宿のゴールデン街に足を運んでいました。今でこそ外国人観光客で賑わうこの街も、当時はまだ閑散としており、鬱蒼とした独特の雰囲気が漂っていました。 どの店に入ろうか、悩みな... -
映画職人の道具箱
私の祖父、木川義人は映画会社「大映」に勤めた映画職人でした。その名は日本映画データベースにも掲載されています。祖父は耳が少し不自由だったため、戦争には行けず、その影響もあってか、戦中の映画ではエンドロールに「美術」や「装置」として名前... -
さよなら、矢櫃。
矢櫃LIP 和歌山大学観光学部には、かつて「LIP(Local Internship Programme)」と呼ばれ、今は名称が変わった地域と共同で行うフィールドワーク授業「LPP」があります。LPPでは地元の自治体から依頼を受けて、学生を募集し、地元と学生が一緒にプロジェ... -
あるけあるけ 浪江町、未来への歩み
2024年の3月に和歌山市で開催した「第2回きのくに学生ドキュメンタリー映画祭」で、慶應大学の学生たちが制作した「あるけあるけ 浪江町、未来への歩み」がグランプリとなりました。この映画祭を主催している立場として、本当に素晴らしい作品を映画祭... -
World’s Tourism Film Awards Talks
11月25日。滞在2日目は、CIFFTのディレクター集会にきちんと参加してきました。今回は全員が揃ったわけではありませんでしたが、各国の映像祭からディレクターや責任者が集まり、これからの映像祭ネットワークのあり方について議論を交わしました。建設的... -
ART&TUR LOUSÃ 閉幕
2024年10月22日から25日まで開催されていたポルトガルの観光映像祭 ART&TUR LOUSÃ大会が閉幕しました。日本からの応募作品では3作品が受賞しました。本当にうれしいことです! さて、この映像祭を少し振り返りたいと思います。 今回の会場となったロ... -
ポルトガルの観光映像祭 – LOUSÃ
ポルトガルに来ています。日本国際観光映像祭も所属するCIFFTと呼ばれる観光映像祭ネットワーク構成映像祭の一つ、ART&TURという国際観光映像祭に参加するために来ています。この映像祭とは縁が深く、2018年の大会からおそらく4回目の参加になろうかと... -
浅虫温泉に思ったこと
2024年9月25日朝日新聞和歌山版掲載 ウラマチぶらり「三つの宿 新たな歴史へ」から 9月の中旬、日本オーラル・ヒストリー学会の大会に参加。今年は青森県立大学が主会場でした。初日に開催されたエクスカーションでは「ねぶた」がテーマ。青森駅近くのワ・... -
踊ろうマチルダ
和歌山大学観光学部では、だいたいこの時期に来年の4月から配属される研究室の希望調査があり、そのためにそれぞれの研究室に研究室に興味を持っている学生たちが訪問する時期です。 今年の木川研究室への訪問は低調です。そして、希望調査を出すタイ... -
映画「あなたのおみとり」を鑑賞してきました
村上浩康監督の最新作ドキュメンタリー「あなたのおみとり」を鑑賞してきました。 この作品は村上監督がご自身の父親の最後の時間を看取る、そういうドキュメンタリーです。 村上監督には、昨年度、和歌山大学での「蟹の惑星」上映会、また教員のドキュメ... -
阿寒湖大会が生んだ観光映像
2024年3月13日から15日まで、北海道釧路市阿寒湖畔にて日本国際観光映像祭を開催しました。あまりにも"北"での開催だったので、果たしてみなさんきてくれるのであろうか?と不安ではあったのですが、予想を超える参加者数。本当にうれしかったです。ありが...
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