2024年11月27日に開催された、CIFFT主催のWorld’s Tourism Film Awardsに参加してきました。これはCIFFTを構成する11の映像祭でそれぞれ受賞した観光映像の累積ポイントで今年の各部門の優秀な映像を表彰する授賞式です。今年はなんと、日本からも部門第2位という快挙を実現しているので、木川が日本国際観光映像祭ディレクターとして代理で受賞してきました。その模様は、Youtubeにもあげました。



ちょっと日本の感覚と違うのが、授賞式に向かうバスの集合時間が18:30、でバスが実際にホテルから出発したのが19:15、10分ほどで到着して、授賞式が始まったのが20時15分ぐらいから。みんな慣れたものでロビーでビールやワインをゲットして歓談しながらスタートを待ちます。授賞式の雰囲気っていいものですよね。映像の監督やそれぞれの映像祭のディレクターが栄誉を称え合います。






授賞式はCIFFTのディレクターであるアレクサンダーの挨拶で始まり、全体の進行は地元スペインの女優のIVANA MINOさんが務めます。日本でも映像を撮ってくれたブラジルの映像作家マルコは、自分の3歳の子供を連れての登壇です。彼はブラジル在住ですが、いつもヨーロッパで撮影が多いので子供にも寂しい思いをさせているのでしょう。だからこそ、この場面はほんとうに感動的な場面でした。ポーランドのチームは木川のカメラにも視線を向けてくれます。また、JWTFFでも受賞したNazareの観光映像の受賞には、ナザレの市長が多くのスタッフをつれての登壇です。ここも感動的な場面でした。最後には今回の映像祭のスタッフのユーゴやカロリナなど、の仕事をみんなで称え合います。

そして、木川も登壇。事前に聞いてなかったので、驚きだったのですが、今回、日本からの作品が、Tourism Destination Cityカテゴリで世界2位になったんです。これは大阪で国際会議があった時をきっかけに、そのレセプションで流した映像なのですが、大阪の新しい面を見せてくれる映像でした。
制作された81Plusさん、発注の中心を担われた堺市さんおめでとうございます。
2019年の11月だったと思います。初めてCIFFTの映像祭に参加したのは。当時はオーストリアのウィーンで開催されており、その時も華やかな雰囲気で映像祭はスタートしました。いつかこのような授賞式に日本の映像が来てほしい。また、日本のクリエイターや発注者がこの空気の中で栄誉を受け、そして世界に届く観光映像が日本から生まれてほしい。今回、受賞者のバレンシアへの来場はかないませんでしたが、一歩、前進したように思います。世界の人々は日本の観光映像を待っています。

授賞式後もみなさんは感動冷めやらぬ感じ。そして、それぞれの映像祭の代表も、自らの映像祭に来場が叶わなかった人たちにそれぞれのトロフィーを渡します。JWTFFからもポルトガルの映像チームにトロフィーを渡しました。その後は、DJも入ってのダンスパーティ。ラテン系の人たちが多いからでしょうか、みんな踊りがうまいうまい。これのために、僕も日本でストリートダンスの修行をしておきましょう。
というわけで、日本に帰ります。そのまま、福井駅前短編映画祭へ参加です。
バレンシアありがとう!
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